◎うるま市勝連の平安名集落にある人力だけで断崖を掘削した農道‼|沖縄放浪日記

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2016年2月3日水曜日

◎うるま市勝連の平安名集落にある人力だけで断崖を掘削した農道‼

ハイサぁ~イ☆

今月も沖縄県内では、各地で様々なイベントが開催、若しくは予定されておりますo(^-^)o♪

先月からお伝えしてますように、本島北部の今帰仁村・本部町では、2月7日まで『桜まつり』が開催され、今月は、八重瀬町の八重瀬公園と那覇市の与儀公園でも『桜まつり』が、開催される予定となっております☆

また、本部町の海洋博公園内では、1月23日~2月28日まで『美ら海花まつり』が開催されており、同園内にある熱帯ドリームセンターでは、1月30日~2月7日まで『沖縄国際洋蘭博覧会』が開催されてます♪♪♪

その他にも、県内各地でたくさんのイベントが予定されているので、情報サイトや雑誌などをチェックして、イベント会場に足を運んでみてはいかがでしょうか?ヽ(^。^)ノ♪

さてさて☆

前々回のブログ記事でご紹介した『浜崎の寺』を見学した後、今度は、うるま市勝連の平安名集落方面へと向かいました☆

そちらには、人力で断崖を掘削した農道が、今現在でも大切に保存されているんだとか。。。

沖縄県うるま市勝連平安名にある
『ワイトゥイ』
ワイトゥイ
こちらはまず、うるま市の県道16号線10号線がぶつかる『与勝』の交差点から、県道10号線『平安名』向けに進みます。

しばらく進むと、左折すると県道10号線、直進すると県道8号線になる『与那城』の交差点に差し掛かりますが、そのまま県道8号線に入って直進します。

約700mくらい進んだトコ右側に、『ファミリーマート 勝連平安名店』がありますので、そこを通過して最初の信号を右折して、道なりに進んでいくと、両サイドが切り立った断崖に差し掛かりますので、そこが『ワイトゥイ』になります☆
『ワイトゥイ』の中間くらいの地点から平安名集落方面を見たところ。
『ワイトゥイ』を平安名集落方面から海側に向かって進んでいくと、左側に記念碑と説明板が設置されてます。
道沿いにあった記念碑と説明板
その説明板によると・・・
≪ワイトゥイ 勝連町指定文化財第10号 史跡

ワイトゥイは、字平安名南西部〔比殿原(ヒトゥンバル)、嘉慶奈久(カゲナク)〕の農耕地へ通ずる断崖を掘削した農道です。

長年、村人は比殿バンタの急崖の険阻な山道を登り降りしていたが、この苦難を解消するために、昭和7年から同10年にかけてこの断崖を掘削、横断農道を開通させました。長さ約150m、高さは最も高い所で20mもあります。

当時は、トゥングェー(金鍬)やカニガラ(石割棒)などを使った人々の難工事の跡が断面に刻まれており、その苦難の歴史を知る上で重要です。
設置 1997年3月 勝連町教育委員会≫
・・・と書かれていました。
平安名集落を背に海側をみたところ。
正式な名称は『比殿(ヒドゥン)農道』なんだそうですが、岩を『割って取った』という意味で『ワイトゥイ』と呼ばれているんだそうです。

1932年から3年もかけて、人の力だけで掘削したんですね。。。

3年間毎日作業したとしても、掘削した距離は一日平均わずか約14cm程度。。。
現在は防護ネットが設置されています。
工事期間中には、台風などの自然災害や悪天候なども多々あったはずですから、とても苛酷な作業だったに違いありません。。。
断崖の至るところで掘削の跡を見ることができます。
壕のような穴も数ヵ所ありました。
『ワイトゥイ』を撮影してる間も、引っ切り無しにクルマが往来していたので、今でも集落の人にとっては欠かすことのできない道となっているのでしょうねo(^-^)o

それでは、この辺で。。。でわでわ☆★☆

最後まで読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m
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☆『ワイトゥイ』☆


☆場所:〒904-2312
      沖縄県うるま市勝連平安名2362

☆時間:自由見学

☆トイレ:無し

☆駐車場:無し