◎風情のある景観を讃えて多くの和歌や琉歌が詠まれた名護市数久田にある滝☆|沖縄放浪日記

この記事をシェアする

2016年4月16日土曜日

◎風情のある景観を讃えて多くの和歌や琉歌が詠まれた名護市数久田にある滝☆

どーもです。。。
・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・
今月14日の午後9時26分ごろに発生した、熊本県熊本地方を震源地とする大規模な地震が発生しましたね。

地震発生から今日で約2日ほど経ちましたが、時間が経過するにつれ、具体的な死傷者数が明らかになりつつあります。

被災され、亡くなられた方々に対し、謹んでお悔やみ申し上げます。

また、被害に遭われた皆さまには、心からお見舞い申し上げます。

まだ、強い余震が続いており、捜索・救助活動や復旧などが難航しているみたいですが、一刻も早く多くの生存者が救出され、一日も早く復興されますことを心よりお祈り致します。
・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・
さてさて☆

先週木曜日(7日)は、所用があって本島北部へ出かけてきたんですが、その際、予定していた時間よりもだいぶ早めに沖縄自動車道 許田ICを出たので、今回も、2、3ヵ所寄り道することにしました(笑)

まず、最初に立ち寄った先は、以前から何度か立ち寄ってはいたものの、その度に、工事中で立ち入り禁止となっていた名護市数久田にある滝です( ̄▽ ̄)ノ☆

3度目の正直とゆーことで行ってみると、ようやく工事が終わり、見に行くことができるようになってました(笑)

沖縄県名護市数久田にある
『轟の滝』
轟の滝
こちらは、まず名護市の沖縄自動車道 許田ICから国道58号線に入って北向けに進み、『道の駅許田』を通過して約2.5kmほど進んだところにある『数久田』の信号を右折します☆

右折して、片側一車線の道を道なりに進んで行くと、『数久田川(轟川とも)』に架かる小さな橋に差し掛かるんですが、その橋を通過してすぐ左折し、その小道を道なりに進んでいくと、その突き当りにあります☆

今年2月に一度訪れた時は、滝に通ずる小道沿いの崩落していた崖を修復する工事が行われており、立ち入り禁止になっていたんですよ。。。

工事の立て看板には、「2月29日まで」と記載されていたので、3月に入って再び訪れると・・・

今度は「3月31日まで」と変更されている‼Σ( ̄□ ̄;マヂか・・・
「轟の滝」手前にある駐車場(?)のような空き地から滝の方を見たところ☆
なんだよぉ。。。全く期日が守られてないじゃないかぁ。。。(ーー゛)
一体なんのために期日を設けてるんだか。。。

まぁ。。。工事が終了してないなら、見ることはできないので、この日も諦めて早々に退散。。。

んで、4月に入り、所用のついでに、ちょこっと見に行ってみると・・・
期待はしてなかったんですけどねwww

3度目の正直ってヤツですかね(笑)よぉ~~~やっと終了しておりました(笑)( ̄▽ ̄;
『轟の滝』に通ずる小道☆
『轟の滝』に通ずる小道の手前左側にある駐車場(?)のような広い空き地にクルマを停め、さっそく滝に向かって歩いていくと、途中水場があって道が分断されており、その横に石碑が立てられてました☆

石碑は、結構古いみたいで、文字が消えかかっておりましたが、『御先七御水(うさちななうびい)』と書かれてました( ̄▽ ̄)ノいや、ホントですよw
『御先七御水』の水場☆
ちょこっとネットなどで調べてみると・・・

沖縄県那覇市首里末吉町の末吉公園内にある『末吉宮』という琉球八社のひとつがあり、そのお宮がある敷地内に『宇天軸御水(ウティンジクウビイ)』という御嶽があるそうです。

その『宇天軸御水』に結ぶ『沖縄御先七御水神(ウサチナナウビイシン)』という水の神様が、県内各地で祀られており、その内の一つがこちらのようです。

ちなみに、こちらの他には『今帰仁御先村代御水』・『源河御水』・『伊佐川御水』・『大謝名森川御水』・『銘苅御水』・『糸満大渡浜さしちん御水』となってるみたいです。
『御先七御水』☆ほら♪読めるでしょ。。。?(笑)(^艸^)♪
なるほど♪こちらは、水の神様を祭る水場だったんですねぇ~☆

・・・って関心してる場合ぢゃなくて、コレどぉやって行くんだよぉ~‼‼と嘆いてると、ちょうど水場と石碑の間に、人一人が渡れるスペースを発見‼‼

水に濡れることもなく、無事に通過することができやした(笑)

ここら辺りから、滝の音が聞こえてきますね♪

水場を通過すると、今度は古い橋に差し掛かります(^^♪
水場を通過したところにある古い橋☆
橋の上からみた下流側☆
同じく橋の上から見た上流側☆
この橋を渡ると、休憩所兼展望台(?)となっている広場に出ます☆

ここからも、いちおー滝は見えるんですが、ほんのちょこっとしか見えません(泣)
橋の上から見た広場☆
滝の近くまで行くには、広場から滝側にある入口(出口?)から向かうんですが、こちらは、全く整備がされておらず、滑りやすく足場が悪い岩場となってます。。。
『轟の滝』への入口☆
滝へ通ずる獣道入口にあった香炉☆こちらも拝所となっているようです。
滝へと通ずる獣道の入口横には、香炉が1基置かれており、どうやらこちらも拝所となっているみたいですね☆

いちおー手を合わせてから、さっそく滝の近くまで慎重に向かいますo(^-^)o
滝へ続く獣道はこんな感じ(笑)安全具はロープが一本設置してあるだけです(笑)
獣道には、安全具としてロープが一本設置してあるだけです(笑)

また、岩も丸っこいですし、滝のしぶきで少し湿っており、所々滑りやすくなってました( ̄▽ ̄;

慎重に岩を登っていくと、ようやく滝の手前に辿り着きます☆
『轟の滝』全景☆
滝壺周辺は、落石してきたであろう大きな岩がそこら中に転がっており、滝壺自体は、そんなに広くなかったですねヽ(^。^)☆

また、滝壺って言っても、直接水が落ちてるわけではなく、ワタクシが立っていた岩の手前側にありました。
滝の上側のアップ☆
先程の獣道入口にあった説明板によると・・・
≪沖縄県指定文化財(名勝)  轟の滝  昭和31年2月22日指定
≪久志岳と辺野古岳を中心とする広大な樹海を源とする約4㎞に及ぶ川が数久田集落の近くで嶽になって落ちます。

左右の巨岩(火成岩)の間から落下し飛び散る水しぶきは、観る人に涼しさを満喫させ、夏の暑い日には、涼を求め家族連れなどが訪れます。

滝の高さ約28m、滝壺の幅約6m、深さ約1.5mです。

この風光明媚な轟の滝をたたえ、多くの和歌や琉歌が詠まれました。その代表的なものを紹介します。
【和歌】
轟の滝のみなもと尋ねれば 天の河原に続くあるらん
(平敷屋朝敏)

源は天の河原に続くらん 雲より落つる轟の滝
(読人知らず)

【琉歌】
数久田轟の 滝の白糸や くり返し返し 見てもあかぬ
(護得久朝常)

夏もよそなしゆさ 浮世名に立ちゆる 数久田轟の 滝の麓
(比嘉賀烈)
数久田区・名護市教育委員会≫
・・・と、書かれていました☆
滝壺周辺☆
また、『轟の滝』について、いろいろ調べていくと、琉球の王様がこちらで涼をとったことでも有名なんだそうで、1800年頃に納涼殿を建てたとも言われているんだそうですよヽ(^。^)☆

滝壺では、ちょっと水遊びすることは厳しそうでしたが、川下の方は、流れも緩やかで水深もそれほど深くないみたいで、水に入ることができそうでしたね(^^♪
古い橋の広場を挟んで反対側にある小川☆
広場の川下側にある階段☆ここから、二つの川に降りることができます☆
橋が架けられた川の下流付近の様子☆反対側に『御先七御水』から流れてきてる水が見えます♪
・・・と、ここまで見学した後、クルマに戻り、再び北部方面へと向かいました☆

こちらは、意外と知られていない穴場スポットでして、国道58号線からもアクセスしやすいですし、
無料ですので、たまにはご家族などで遊びに来てみてはいかがでしょうか?o(⌒▽⌒)o♪

マイナスイオンたっぷりで、と~っても気持ちがいいですよん(^艸^)♪
『轟の滝』の広場から見た『火成岩』の崖壁☆
それでは、今回はこの辺で。。。でわでわ☆★☆

最後まで読んでくださって、ありがとうございますm(_ _)m
宜しければブログランキングへ 御協力お願い致します。
ブログランキング・にほんブログ村へ    

☆『轟の滝』☆


☆場所:〒905-0023
      沖縄県名護市数久田609

☆入場料:無料

☆トイレ:なし

☆駐車場:あり